Running in Tokyo/Japan - Marathon/Clubs/Track Races

東京でのマラソン・陸上・駅伝・・・・・体を鍛えて、環境を守ってエコマラソン

Jeju International Ultra Marathon Mt.Halla 50 mile trail

昨年に引き続き、済州島のウルトラマラソンに参加してきた。
今年は距離もコースも新しくなった漢拏山の50 mile trailにエントリーした。

到着後、受付会場と宿泊先が連絡なしに変更になっていたのにはびっくりしたが、
今年もKMUFのはからいでエントリー代、滞在中の宿泊費4泊分が無料になりました♪
前日の受付を済ませて、その晩はパスタパーティと開会式に参加。

今回の日本の大震災に対する応援の心はウルトラマラソンというスポーツ界でも例外でなく、受付場所には、<RUN 4 TOHOKU>と、手書きの貼り紙が掲示され、募金箱が備えられていた。
また、開会式でIAU会長ダーク・ストラマネより、「今回の被災に関して、心からお見舞いを申し上げるとともに、日本からの参加を感謝している」との挨拶があった。

レース当日はスタートが朝6時ということもあり4時30分に起床。
車でスタート地点へ向かう、天気は快晴で、昨年より暖かく感じたが、やはり朝は寒い(気温は2度くらい)

スタート前にアイゼンと防寒着のチェックが行われた。

前日の説明会ではエイドステーションの数やコースの状況に
ついては何も触れられなかった・・・ので、最悪の状況を考えて
アイゼン、食料、防寒装備はしっかり用意した。バックパックとウェアには「Japan」ステッカーも忘れずに。

スタートを待つ間に日本語が話せるスタッフを捕まえてコースの再確認を行う。
分岐点にはまったく記しがついていなかったので、事前の確認はとても役立った。

50mileトレイルレースのエントリー数は40名程度。
実際の出走者は30名程度?アメリカ人とドイツ人が1人づつと日本人2人
あとは全員、韓国人。


コース上の漢拏山は韓国最高峰で標高1950m。
一帯が国立公園に指定されている。
もとろんユネスコの世界遺産にも登録されている。
レース自体は50kmはロードで残り30kmが山道の系80km。高低差は約6000m。
ちょうど野辺山とハセツネを合体させたようなコース。

ただし今年は雪も多く深いところでは積雪1mくらいあるとのこと、
また気温はマイナス5度で風も強く体感気温はマイナス10度くらいあるのではないかとのことだったげっそり

スタート前に気を引き締めたパンチ

そして6時に東北に向けて全員で黙とうを掲げたあと、スタート。

■スタートから第1CP(城板岳(ソンパナク)登山口)
スタート地点(海抜0m)から車の先導のもと、コースは南東方向へ。
城板岳(ソンパナク)登山口までのH700m、L19kmのロードをゆるやかに登っていく。
スタートから2kmは様子を見て集団で走っていたが、ペースが遅いので一人飛び出した。
10km地点で最初のエイド。韓国名物のチョコパイをもらった、先は長いので、ゆっくり食べながら登る。
第1CPの手前で後ろから2人の韓国人ランナーが追いついてきて3人同時で1時間55分くらいで第1CP通過。


■(城板岳(ソンパナク)登山口)から 観音寺案内所(セブンイレブン)
コースは、合計18km程度
城板岳(ソンパナク)登山コース (9.6km/4時間30分所要)
城板岳入口 -(3.5km,80分)-> ソクパッ -(2.1km,40分)-> 沙羅岳 -(1.7km,60分)-> -> ゲンカイツツジ畑 -(2.3km,90分)-> 頂上 (東陵)

観音寺登山コース (8.7Km 5時間所要)
観音寺案内所 -(3.2km,60分)-> タムナ渓谷 -(1.7km,90分)-> ケミモク -(1.9km,60分)-> ヨンジンガク(1,500m) -(1.9km,90分)-> 頂上(東陵) ゲンカイツツジ畑 -(2.3km,90分)-> 頂上 (東陵)

登山道はゆるやかで大変よく整備されていて、快適に走ることができた。
いっしょに第1CPを通過した2人は付いてこなかったので、ひたすら一人旅。
ただ土曜日ということもあり、高尾山なみの登山客の多さで、集団の登山客
を追い抜くのにはてこずった。ゼッケンを見せて「アニョイハセヨ」と声をかけながら、
前へ前へ。標高1000mを過ぎると突然、雪が現れた。
用意していたアイゼンを付けた。一度、練習で付けただけだったが、まったく違和感なく快適に走ることができた。気温はかなり低い(マイナス2度くらい)だが、ずっと動き続けているためか寒さは感じられなかった。

森林限界を越えると、積雪はそれほどでもないが、
飛ばされそうなくらいな突風がふきほんとに厳しい寒さだった。
寒くてダウンジャケットを着ようかと思ったが、風よけがないため、山頂までは我慢した。
山頂では、赤いジャケットを着たスタッフが一人待っていてくれた。
気温は、マイナス5度くらいだろうか、ハイドレーションの水は凍ってしまっていて、飲むことができなかった。

水を1杯だけもらい、ダウンジャケットを着こみ、すぐに出発した。第1CPから1時間50分ほど。
観音寺登山道方向へ下山。

北斜面などでかなりの積雪がありところどころアイスバーン状態になっているので
-H1450m、L8.7kmの激下り。アイゼンがとても役にたった。
途中のハットでアイゼンを外し、初めての食事、持ってきたSOYJOYを1本と即効元気を1本食べた。

ハットからは快適なトレイルで1時間10分程度で、第2CP(39km地点)へ到着。
ハイドレーションはまだ凍っていたので、コーラを3杯とポカリスエットをもらう。ここのエイドでは食堂でエイドステーションを提供しているようで、すぐに食べれるキンパブをもらい。走りながら食べることにした。
ここまで4時間55分。


■観音寺案内所(セブンイレブン)からオリモク広場
再びロードで次の登山口、オリモクまで12km。
前半は下り基調で標高500mくらいまで下り、後半は登り調子。
わかりにくいところは、車が先導してくれたので迷うことなかったが、
いっしょに日本から参加したユルゲン(ドイツ人)はここまで3位だったが、コースアウトしてしまい、そのまま70km走ってしまったそうだ。。。

最後の登りは傾斜がきつく、かなりの距離を歩いてしまった。
追いつかれないかひやひやしたが、6時間10分ほどで到着。バナナ2本とチョコパイを一気に食べてコーラで流し込む。
■オリモクからトンネコ
ヨンシルコースへ下山すると思っていたので、このコースは想定外だった。
トンネココースはガレ場の連続で、ロード用のシューズ(Adizero Japan)を選択したことを激しく後悔した。

最高地点ウィッセオルムまでは傾斜がきつく、積雪も多くほとんど走れる区間ではなかった。森林限界を超えるとでまるでヨーロッパの山を思わせるようなすばらしい絶景で、ハイキング気分で楽しめた。

オリモク登山コース (6.8km/3時間所要)
オリモク広場 -(2.4km,60分)-> サジェビ丘 -(0.8km,30分)-> マンセ丘 -(1.5km,30分)-> ウィッセオルム(1,700m) ->南壁分岐点


ウォッセルムの退避所で一息入れ、トンネコ登山コース7kmを下る。
このコースは1年ほど前に再開されたばかりで、まだ登山客が少なかった。
下り基調なのだが、土や木道のトレイルはほとんどなく、ガレ場ばかりで何度も脚をひねりそうになり、苦戦した。

トンネコ登山コース (7Km 3時間30分所要)
探訪案内所 -> ピョンゲ・ベースキャンプ -> 南壁分岐点

距離はたいしたことないが、ガレ場に苦戦。下山したところで
何も目印がなく15分ほど迷ってしまい、オリモクの登山口から3時間30分ほどかかり、合計9時間50分ほどかかってしまった。


■トンネコからワールドカップスタジアム
ウオッセルムの退避所の時点で2位のランナーより20分差だと教えてもらった。下りでかなり時間がかかったので、飲み物だけもらいすぐに出発。
最後は17kmの下り基調のロード。順調にいけば1時間15分ほどでゴールできそうだ。
脚はまだ元気だったので、キロ5分ペースで進んだが、すぐにコースミス。
左折すべきところを右折してしまい、そのまま気付かずに、1.5kmほど無駄に走ってしまい、少し心が折れかけた。
最後のエイドステーションには、まだ2位のランナーは来ていなかった。
下るにつれ気温が上昇してきたので、半袖になる。そして念入りにゴールまでの道を確認した。
ラスト2kmの登りはきつかったが、歩くことはなく逆にラストスパート。
結果は、11時間35分15秒で2位に10分ほどの差をつけて1位でフィニッシュすることができた。


ちなみにこの大会、日本人がほとんどのカテゴリーで優勝。
100km men
100km wemen
200km wemen
50 mile men
50 mile wemen

結果として、優勝することができたが、予想タイムの10時間をきることはできなかった。
エイドは当初3か所と聞いていたが、意外と充実していたので、食べ物や水はもう少し少なくてもよかった。
実際に水は半分以上余ってしまった。
予想より積雪が多かった、またゴール地点のソグィポと山頂の20度を超える気温差は壮絶だった。
2回目の山登りとトンネココースに苦戦したのが痛かった。

2回目の80kmを超えるレースで最後まで脚がもったのは収穫だった。
最初から最後まで市街地、森、林道、雪山とコースの変化が目まぐるしく、いつもはうんざりするのだが、ゴールまでレースを楽しむことができた。

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Comment

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Comment by Yoshitaka Ishikawa on May 24, 2011 at 1:20am
Thanks a lot!
Comment by Eco.Marron on April 4, 2011 at 3:21pm

優勝おめでとうございます!

眺めがすばらしいですね。

Comment by juergen wittstock on April 4, 2011 at 10:10am
お疲れ様!来年なた行きましょう!
Let's go again next year, and give the organizer our ideas for improvement of a great even!
BTW, can you move one of the pics to the top?
写真の一枚は、上に移せる?
頑張りましょう!

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